テレビと言えば今は液晶テレビ,液晶テレビ通販。かつてはテレビと言えばブラウン管のテレビでした。しかしブラウン管のテレビは画面が大きくなると奥行と重さも増え、設置が困難という問題がありました。
日本でインターネットが普及し始めた1990年台半ばにシャープが初めて家庭用の液晶テレビを発売しましたが、この当時は高価ながら10インチ前後の小さな画面のもので、リビングに置くと言うよりは卓上に置いての使用を想定したデザインになっていました。しかしメーカーが画面サイズの拡大、低価格化に取り組んだ結果、ブラウン管と遜色ない液晶テレビが発売されるようになりました。

普及の切っ掛けはインターネット通販,液晶テレビ通販が広がり始めた2003年の地上デジタル放送の開始に伴う買い替えで、当時は1インチ万円が相場とされていましたが、メーカー間や海外勢との競争、通販サイトを始めとする値引き合戦などの結果、現在では1インチ1000円程度と言われています。液晶テレビ,液晶テレビ通販の登場で壁掛けテレビが実現できるようになりましたが、後から設置場所の変更ができない、壁面にテレビの重量を支える強度がない場合が多いなど日本の住宅事情に合わない点も多く、これまでより薄型のテレビ台などに設置されるケースが一般的です。
薄型テレビは液晶以外の方式も開発されていますが、低価格化・高画質化の続いている液晶テレビは液晶テレビ通販に限らず当面は薄型テレビの主力になりそうです。